iToGoブログ
消費税増税と軽減税率が生んだ厄介事
2019年10月1日からスタートした消費税10%への増税の影響は、増税直前の9月末付近のスーパーから、ティッシュなどの消費期限のない商品の品切れが起こりました。
一方、同時に施行された軽減税率は、テイクアウトと申告して店内で飲食する「イートイン脱税」という言葉を生みました。
あるスーパーではイートイン脱税対策として、設置していたベンチを撤去するなど、各地でさまざまな軽減税率の影響が取り沙汰されています。
チェーン店経営者や店舗オーナーにとっては、たった数十円のことでスタッフが対応に割く時間や労力がもったいない上に、余計な店内トラブルを引き起こすリスクの方が怖いので、スタッフには「静観」という対応を指示するでしょう。
ポイント還元制度がテイクアウトを盛り上げる
しかし、消費税増税と軽減税率がもたらしたものは、面倒事ばかりではありません。
中小のチェーン店経営者や店舗オーナーにとって追い風もありました。
キャッシュレスポイント還元制度です。
この制度に登録した飲食店はテイクアウトで8%の税率に対して、キャッシュレス支払いを適用すると、お客様に5%のポイントを還元します。
お客様は実質3%の消費税でテイクアウトをして飲食できることになります。
スマホを持っている人なら誰でも「利用しないと損」と思えるこの制度は、飲食チェーン店経営者や店舗オーナーに今後、売上げアップを狙うならばテイクアウトを導入する必要があると思わせたでしょう。
増税の数年前から、テイクアウトは「中食」と呼ばれ、需要は伸びていましたが、弁当店や、ファーストフード、惣菜店などが強く、中小の外食チェーン店や個人店では人材の確保や包材の原価圧迫、配送の問題から敬遠されがちでした。
一部の大手のファミレスなどが電話注文から、バイクで配達するスタイルにとどまっていました。
キャッシュレスポイント還元制度は、そんな伸び悩んでいた飲食店のテイクアウト市場にテコ入れをしてくれたといえます。
スターバックスはいち早く動いた
増税の数年前から伸びていたテイクアウト需要に乗りたいと思っていたチェーン店経営者や店舗経営者は、テイクアウトを始めるきっかけが掴めずにいました。
その矢先、コーヒーチェーン大手のスターバックスは増税前の6月にアプリでスマホから注文すると待たずに店頭で商品を受け取れるサービスを開始しました。
会員制プログラムに登録して、スターバックスカードとスマホを連動させるとキャッシュレスで決済できます。
複雑なトッピングもスマホのタッチで楽々なので、店頭でトッピングに悩むお客様の列が軽減され、複雑なトッピング注文への苦手意識があるお客様も気軽にトッピングできて客単価アップに繋がり、オーダーミスも減りました。
大手のスターバックスだからできたシステムだとお思いでしょうが、こんなシステムが自分の店にアプリの導入で、手軽にできるとしたら……賢明なチェーン店経営者や店舗オーナーなら知りたいと思うはずです。
「iToGo」がテイクアウトサービス導入の敷居を下げる
サン電子株式会社が提供する
モバイルオーダー&ペイ「iToGo」は、お客様のスマホに表示される「
スマホアプリ」、店舗に置く「
設定管理システム」と「
注文予約管理システム」を導入するだけで、お店に以下のメリットを生み出します。
- お客様は待たずに商品を受け取れるため、顧客満足度アップ。
- キャシュレス決済でポイント還元の波に乗れるため、売上げアップ。
- トッピングやサイドメニューがワンタッチなので、客単価アップ。
- スタッフの電話対応を大幅に軽減し、作業に集中できるため、効率アップ。
- 注文の聞き間違いや言った言わないを減らせるので、トラブル率ダウン。
- タブレットでタッチパネルの簡単操作で、年配のスタッフでも簡単に扱える。
その他にも、機能を追加することで、
自分の店にマッチしたアプリにカスタマイズできます。
この先もITが飲食業界を変え続ける
飲食店の運営において「お客様を待たせない」というのは、顧客満足度(CS)において大きなテーマでした。
そのような飲食業界が長年、工夫を重ねて追求してきたことがアプリの力で一発解決できる時代になりました。
飲食業界には、人材確保や働き方改革、低賃金などまだまだ問題は山積みです。
店舗オーナーは、モバイルオーダー&ペイ「iToGo」を皮切りに、時代の先を読む店舗経営を意識して、効率的な店舗運営やスタッフたちが誇れるお店づくりを目指してみませんか。